当院は平成14年10月の褥瘡対策未実施減算に先駆け、平成14年4月に褥瘡管理委員会を設置し、褥瘡の予防教育や発生に対応してきました。その後、各病棟に褥瘡ケアリンクナースを配置し、委員会と各部署を繋ぐ役割を担ってもらうようにしました。
さらに平成18年には皮膚・排泄ケア認定看護師が誕生し、スキンケア管理室を立ち上げ褥瘡ハイリスク加算を行うようになり、褥瘡の予防・ケアに決め細かく対応が出来るようになりました。
現在は、患者様に褥瘡発生のリスクがあるか各病棟で評価し、リスクがある場合には、状況に合わせて体圧分散寝具を選択し、予防的スキンケアを行っています。各病棟において褥瘡リンクナースを中心に日々のケアを行い、状況の変化に応じて認定看護師と情報交換を行い適切な看護を行い、褥瘡を予防しています。また褥瘡発生時、Ⅰ、Ⅱ度の場合は認定看護師を中心に患者様の持つ力を最大限に引き出すように被覆材などによるケアを行い、Ⅲ度以上の褥瘡に対しては、週1回行われる褥瘡回診で治療方針を決定します。褥瘡回診には、看護師、皮膚科医師、管理栄養士、リハビリスタッフが専門性を発揮し、意見交換し治療方針を決定します。褥瘡保有者は低栄養の患者様が多いので、必要に応じNST(栄養サポートチーム)と協同し、栄養管理も行っています。在宅の患者様に対しても訪問看護師と連携を取り、継続してかかわっています。
平成19年度は、リンクナースが中心となって予防月間を3回行い、褥瘡やスキンケアのポイントを看護スタッフにわかりやすいようにアピールしました。また、体圧分散寝具や被覆材の選択のアルゴリズムを作成し基本的な褥瘡ケアが誰でも同じように出来るようにしました。“スキンケアは看護の質を語る”の言葉を基に日々頑張っています。
皮膚・排泄ケア 認定看護師
村田 博子