死亡率が高い急性心筋梗塞など,循環器疾患は緊急の治療が必要とされる病気が多く,当科では,心臓血管外科とチームを組んで,夜間,休日を含め,24時間体制で緊急の検査・治療が可能な体制をとっています.特に,心臓病の中でも頻度の高い,狭心症,心筋梗塞など虚血性心疾患と呼ばれる疾患に対する治療に関しては,宮城県内でも有数の治療経験を有しています.
また,心筋症(原因不明の心臓の働きが弱くなる病気)や心臓弁膜症(心臓内の逆流防止弁がうまく機能しなくなる病気)による重症心不全に対する様々な治療(両室ペースメーカー移植術など)を積極的に行っています.心臓超音波検査はすでに80,000人以上の検査(年間6,000人以上)をおこなっており,その他の検査を組み合わせることにより,重症心不全に対するより適切な治療をめざし診療を行っております.
患者さんの病状から,血液検査,レントゲン,心電図,24時間記録できる心電図(ホルター心電図),心臓超音波検査,心臓CT検査,心臓MRI検査,心臓核医学検査,心臓カテーテル検査,手足の血液の流れを測定する検査(ABI検査),全身血管超音波検査(頚動脈エコー,腎動脈エコー,下肢動脈エコー)などを選択して行い,その結果をもとに患者さん一人ひとりと相談しながら,治療方法を決定していくようにしています.
この最新の検査により,今まで入院しなければ診断できないことが多かった,狭心症,心筋梗塞といった病気(虚血性心疾患と言います)を,外来でも簡単に,診断できるようになりました.
身体に影響のない,ごく微量の放射性同位元素を身体に投与し,心臓の血のめぐりの良否を調べる検査です.外来でできる検査で,狭心症等の診断を簡単に行うことができます.
主に狭心症,心筋梗塞といった虚血性心疾患の有無を明らかにするために行っています.多くの場合,入院期間は2泊3日ですみます.
当院では特に世界で一番細い3フレンチカテーテル(直径1mm)を使用している為,血管にやさしく,検査も簡単にすみます.
冠動脈形成術(冠動脈インターベンションといわれます)を数多く行っています.心臓に血液を供給する血管(冠動脈と言います)の狭くなっているところ,詰まっているところを,直径2-4mmぐらいの細い風船や,ステントと呼ばれる金属製のチューブで拡げる治療です.
狭心症,心筋梗塞,心不全,不整脈,心臓弁膜症,心筋症などの心臓病と,大動脈疾患(大動脈瘤など),手足の血管の疾患(閉塞性動脈硬化症など),高血圧などの病気を中心に,心臓血管外科,臨床工学技士との,あるいは他の医院・病院との協力・連携をとりながら,総勢7名の医師が幅広く診療を行っています.
| センター長 | 片平美明 | 医師 |
| 主任部長 | 菅原重生 | 医師 |
| 部長 | 山中多聞 | 医師 |
| 部長 | 中野陽夫 | 医師 |
| 部長 | 山家 実 | 医師 |
| 医長 | 山口 済 | 医師 |
| 医長 | 田淵晴名 | 医師 |
| 後期研修医 | 河部周子 | 医師 |
| 応援医師 | 井筒憲司 | 医師 |
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 新患 | 菅原重生 | 山家 実 | 山中多聞 | 片平美明 | 中野陽夫 |
| 再来 | 山家 実 | 菅原重生 | 片平美明 | 中野陽夫 | 山中/田淵 |
| 井筒憲司 |
(平成19年1月から12月の1年間)
| 冠動脈造影検査(CAG) | 1,244例 |
|---|---|
| 冠動脈形成術(PCI) | 284例 |
| 動脈形成術(PPI) | 18例 |
| 電気生理検査 | 62例 |
| 大動脈バルーンパンピング(IABP) | 19例 |
| 埋込型除細動器・両室ペースメーカー | 20例 |
| 心臓超音波検査 | 6,755例 |
| 心筋シンチグラフィー | 371例 |
| 冠動脈CT | 66例 |