医学が進歩した現代では病院で診療に利用される画像診断には、X線撮影、CT、アイソトープ検査、磁気共鳴画像(MRI)などの各種の検査が目的に応じて行われています。また、放射線を利用して治療を行う放射線治療もあります。
この様な検査、治療が行われるところが中央放射線部です。
当施設では現在18名(内女性5名)の放射線技師が対応しています。
胸部・腹部や脊椎・四肢等の骨など頭から足先まで一般的に用いられる比較的簡便な検査です。診断に必要な場合、このX線撮影検査が、最初に実施されることが多く、放射線部において最も多い検査です。この検査はX線を発見した人物レントゲン博士にあやかりレントゲン撮影検査とも言われています。
X線を使用して連続的にテレビ観察しながら必要なときに静止画像としてフィルムに記録する検査です。また、そのままでは写らないような臓器や部位を描出するために造影剤を利用して撮影しています。一般的によく知られているのが胃や大腸の消化器系検査で、バリウム造影剤を使用して行う透視検査です。
乳房のX線写真のことで、マンモグラフィと呼ばれています。マンモグラフィは、乳房のわずかな、しこりや石灰化を画像として写し出します。触診に比べ、乳がんの早期発見に役立ちます。
撮影は女性の放射線技師が専任で対応します。
当施設はNPO法人マンモグラフィ検診精度管理中央委員会におけるマンモグラフィ検診施設画像認定を取得、より精度の高い検査を施行しています。
CTとは、ComputedTomography(コンピュータ断層撮影装置)を略した名前です。この検査は、X線を使用して体の輪切りの写真を撮影します。全身の撮影が可能です。当施設では多列検出器型CT(マルチスライスCT)が2台稼動しています。特に2007年4月より導入された64列型は超高速スキャンによる短時間検査でき旧来のCTでは描出不可能だった動きのある心臓・循環器領域などへの新たな臨床応用が可能となりました。

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また被曝問題に対する最新の低減機能を装備し被曝線量が多いと言われるCT検査ですが、最大50%まで被爆低減を確保できます。
MRIとはMagnetic Resonance Image(磁気共鳴画像)の略で、強力な磁場の中に体をおいて、高周波磁場を照射することによって、組織から放出される電磁波のデータをコンピュータ処理により、画像としたものです。X線を使用した検査では得にくい情報を画像化できたりします。撮影時間はCTに比べ長いものの、CTと同様に断層像を出しますが任意の断層像を描出することをより得意とします。またX線を使いませんから被曝することはありません。
当施設では2007年3月より新型の装置を導入しました。従来MRIのガンガンという音を90%カットし音による恐怖感を抑え患者様にやさしい装置になりました。MRIの根幹となるハード、ソフト、全ての要素技術に新世代の技術を導入し短時間の撮像でも高画質、以前のMRIでは難しかった胆道系・膵も含めた腹部・体幹部の画像も、CTに劣らない有用な画像を非侵襲的に得ることができる様になりました。
この検査は、放射線医薬品(ラジオアイソトープを含んだ薬)を使用する検査で病院により「ラジオアイソトープ検査」と呼んだり、その頭文字をとった「RI検査」や検査機器のカメラ名から「シンチ」または「核医学検査」と呼ばれています。どの名称の検査も内容は同じものです。
ラジオアイソトープとは、自ら放射線を出す物質で、その放射線の量は、時間と共に減っていきます。ラジオアイソトープ検査では、薬を注射したり飲むことにより、それが心臓、肝臓、骨などの臓器に集まり、微量の放射線を放出します。その放射線を専用のカメラで検出し、臓器や骨などの像とします。それにより、臓器の形状や働きを知ることができます。この検査は、ベットの上で寝ているだけで済み、とても楽なものです。ただ、使用する薬剤の種類や量によって待ち時間や検査に時間がかかることがあります。放射線を出す物質を体に入れることでとても不安になりますが、検査で受ける放射線の量は、胸や胃のX線撮影と同じかそれ以下です。放射線の量も時間とともに少なくなり、体外に尿や便として排泄されるため、身体への影響についても心配はありません。
放射線治療は細胞の増殖を抑えかつ壊死させる効果を持つ電離作用を利用しX線、電子線を用いて行われます。身体の外から放射線を当てて腫瘍をやっつける治療です。放射線治療は数日間に渡り治療を行なうため放射線治療専門の医師が治療を計画して、それに従い専門の知識を持った技師が治療を行ないます。
2007年10月最新鋭の放射線治療装置(CT 一体型装置)を導入しました。
これは同室内に治療装置とCTを設置し放射線照射の直前にCT画像にて位置を確認することで正確な位置への治療を可能とするものです。高精度に位置を定めたピンポイント照射が実現できるようになりました。

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血管は血液を送るため、体内のあらゆる臓器に張りめぐらされています。病気を見つける上で血管の関与は非常に重要です。一般のX線撮影検査では、血管と周囲の組織ではX線の吸収が等しく、そのままでは血管を画像として捉えることはできません。血管の走行を知るために専用の造影剤と使います。カテーテルというチューブを使い、造影剤を血管に注入することで腫瘍や血管の狭窄などを知ることが出来るようになるわけです。